9つ!iPhoneシステムデータの減らし方 - 注意事項、事前準備もある
お使いのiPhoneシステムデータが多過ぎると感じていないでしょうか。システムデータとは何か、何が含まれ、どのようにサイズを小さくするのか、あとはシステムデータを増えないようにどうすればいいかなど、すべてのことを1つのガイドで解説致します。ぜひご参考ください。
お使いのiPhoneには写真を撮って、動画をダウンロード・再生するとき、「ストレージが足りない」というエラーメッセージが出たのではいないでしょうか。ストレージをよく見てみると、「システムデータ」の名前のカテゴリーが膨大化して、20GB以上を占めているということもあるかもしれません。
それは何でしょうか。なぜシステムデータがそこまでスペースを占めているのでしょうか。そして大切なことは、それを削除してiPhoneのストレージを解放することです。この記事では、ゼロからiPhoneのシステムデータが膨大化された時の対策を説明しています。その後、ストレージを増えないようにする方法も紹介します。
なお、iPadのシステムデータが多すぎると感じて、消したい場合も、このガイドも参考になれます。
iPhoneのシステムデータ(その他)とは?
iPad・iPhoneのシステムデータは、「キャッシュ」、「ログ」、「その他のシステム」で使用されているシステムデータには、キャッシュ、ログ、アップデート、フォント、オフライン翻訳言語、Siri音声、ローカルキーチェーンデータなど、オペレーティングシステムやアプリファイルが含まれているファイルで、iPad・iPhoneとアプリのスムーズな動作に不可欠なものです。そのサイズはシステムにより変化されます。
そして、iOSバージョンにより、「システムデータ」は「そのほか」として表示されることもありますが、実は同じのことです。
iPhoneでシステムデータ(その他)を表示する方法
iPhoneのシステムデータがどこにあり、どれくらいの容量を占めているのかを知りたい場合は、以下の手順で確認してください。
- 「設定」アプリにアクセスする。
- 「一般」⇒「iPhoneストレージ」の順にタップする。
- 数秒待つと、ストレージを占めているファイルタイプを示す色付きのバーが表示される。
- 薄いグレーのバーは「システムデータ」を指す。
システムデータの容量が大きいことを不思議に思ってはいないでしょうか。それでは、読み進めてみましょう。
なぜiPhoneのシステムデータはこれほど多くのスペースを取るか?
上記でも述べたように、システムデータには、キャッシュ、ログ、アップデートファイル等の様々なファイルが含まれています。
iPhoneの使用とアップデート頻度により、これらのデータが蓄積されてしまい、多くのiPhoneストレージスペースを占めるようになりました。ほとんどの場合、システムデータのサイズは5GBから20GB程度ですが、20GBを超えると、システムデータの整理をする時期がきました。
次では、iPhoneから不要なシステムデータを削除する方法について解説します。
iPhoneシステムデータ(その他)を削除する方法
iPhoneからシステムデータを直接に取り除くことはできませんが、減らすためにできることがいくつかあります。ここで、iPhoneでシステムデータ(その他)が多過ぎる場合、システムデータ(その他)の消す方法、事前準備、事項の防止対策などについて解説します。iPadシステムデータの削除にも対応しております。
iPhoneのシステムデータ(その他)を削除する事前準備
上述のように、iPhoneのシステムデータにはそのようなことが含まれて、多くすると、削除しなければなりません。でも、万が一、誤操作で、不要ではないアプリを削除したり、保存したいメッセージの添付ファイルを削除したりなどの状況に備えて、iPhoneをバックアップしておきましょう。特に重要なデータ、例えば、写真、ビデオ、メッセージ、連絡先などです。
方法1. アプリのキャッシュを削除する
アプリの中には、高速な動作を維持するためにiPhoneに一時ファイルを保存するものがあります。まず最初にできることは、アプリのキャッシュを削除することです。でも、アプリにより、キャッシュを削除する方法も違います。ここで、hellotalkというアプリを例にして、アプリのキャッシュを削除する方法をしょうかいしております。
アプリのキャッシュファイルを削除するには、
- hellotalkというアプリを開いて、「本人」⇒「設定」⇒「キャッシュを空にする」の順にタップする。
- 下のポップアップから「キャッシュを空にする」をタップして確認する。
- 「設定」⇒「一般」⇒「iPhoneストレージ」の順にタップする。
- 削除したいアプリをタップし、「Appを取り除く」をタップする(これをすることにより、アプリが使用していたストレージは解放されますが、ドキュメントやデータは保持される)。
「非使用のAppを取り除く」オプションが表示されない場合もあります。その場合は、こちらのオプションを使用することはできません。
関連記事:Macでキャッシュを削除する方法
方法2. 不要なアプリを削除する
Phoneからアプリを削除すると、アプリとそれに関連する全てのデータが削除され、システムも減らします。もしも不要なアプリがあれば、すぐに削除してしまいましょう。ここでは、その方法について解説致します。
- 削除したいアプリを「タップ&ホールド」する。
- 「アプリを削除する」をタップする。
- 「アプリを削除する」をタップし、「削除」をタップして操作を確定する。
Appleにより、iPhoneに付属する内蔵アプリを削除できます。詳細な削除可能なアプリは次の通りです:
Appleにより、iPhoneに付属する内蔵アプリを削除できます。詳細な削除可能なアプリは次の通りです:
ブック、計算機、カレンダー、時計、コンパス、連絡先、FaceTime、ファイル、探す、フィットネス、フリーボード、ヘルスケア、ホーム、iTunes Store、拡大鏡、メール、マップ、計測、ミュージック、News、メモ、ポッドキャスト、リマインダー、ショートカット、株価、ヒント、翻訳、TV、ボイスメモ、ウォレット、Watch、天気。
なお、第三方のアプリを一括または大量に削除する際、一々削除してもいいですが、アンインストーラで削除してもいいです。
方法3.ブラウザの履歴とデータを消去してiPhoneシステムデータを減らす
iPhoneで頻繁にブラウザを使用する場合は、その履歴とブラウザデータを消去することをお勧めします。ここでは、Safariの履歴とデータを消去する方法を紹介します。
- 「設定」を開く。
- 画面を下にスクロールしてSafariを見つけ、タップする。
- 「履歴とWebサイトデータを消去」⇒「履歴とデータを消去」をタップする。
- 必要に応じて、「タブを閉じる」または「タブを保持する」をタップする。
方法4. メッセージの添付ファイルを削除してシステムデータを減らす
メッセージの添付ファイルは、iPhoneの多くの容量を占めてしまうことがあります。容量の大きいものや古いものはデバイスから削除しておくと良いでしょう。その手順は以下の通りです。
- 「設定」に進む。
- 「一般」⇒「iPhoneストレージ」⇒「メッセージ」をタップする。
- 「書類」の下に「上位チャット」、「写真」、「ビデオ」、「GIFとステッカー」などのカテゴリーが表示される。
- 削除したいカテゴリーをタップし、「編集」を押す。
- 不要な添付ファイルを選択し、右上のゴミ箱のアイコンをタップする。
方法5. iPhoneのシステム時間を変更する
この方法は筆者で実施しましたが、最後の結果から見れば、確かにシステムデータの占め容量を減らしましたが、全体的の空き容量をそんなに多く増やさません。
- 「設定」⇒「日付と時刻」⇒「自動設定」をオフにする。
- 時間帯で時間を後7日間に設置する(例えば、今10月17日の場合、設定時間は10月24日にしよう)。
- 時間を戻り、システムデータ占め容量を確認する。
時間変更前のシステムデータ占め容量
時間変更後のシステムデータ占め容量
方法6. ネットワークの設定をリセットする
iPhoneのシステムデータを削除するもう一つの方法は、ネットワーク設定をリセットすることです。リセット処理により、保存されているWi-Fiパスワード、ネットワーク関連データ、VPN設定などが削除され、システムデータのストレージを減らすことができます。
方法7. iPhoneを再起動してシステムデータを徹底的に消す
iPhoneのシステムを再起動することは、システムデータ(その他)を減らすには役に立ちます。でも、バージョンにより、再起動方法に多少の違いがあります。以下の手順を参考にして、iPhoneを再起動しましょう!
iPhone 6、7、8、SE (第2または第3世代)の場合:
- 電源オフスライダが表示されるまでサイドボタンを長押しする。
- 画面に表示されたスライダを右にドラッグし、電源がオフする。
- Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しして再起動する。
iPhone X以降の場合:
- 電源オフスライダが表示されるまで片方の音量調節ボタン(上のボタン)とサイドボタンを長押しする。
- 画面に表示されたスライダを右にドラッグし、電源がオフする。
- Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しして再起動する。
方法8. iOSをアップデートしてシステムデータを削除する
iOSをアップデートすると、iPhoneのシステムデータのサイズ縮小を助けることができます。アップデートする過程の中で、システムは不要な一時ファイル、キャッシュ、古くなった機能を削除します。ですので、前回iOSをアップデートしてから長い時間が経っている場合は、今すぐアップデートしてください。
関連記事:【随時更新】iOS 18にアップデート際の不具合と解決方法をまとめ
方法9. iPhoneをリセットする
上記のどの方法もうまくいかない場合、iPhoneのシステムデータが多過ぎる場合、iPhoneを工場出荷時の設定に戻しましょう。注意点として、これによってiPhoneのデータがすべて削除されます。以下の手順を実行する前に、iPhoneをバックアップしておきましょう。
- 「設定」アプリを開く。
- 「一般」⇒「転送またはiPhoneをリセット」をタップする。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択し、「続ける」をタップし、パスコードを入力する。
- 「消去」をタップして確定する。
できるだけiPhoneのシステムデータを増やさないように
システムデータを削除しましたが、いつの間にかまた増えています。そのようなことに備えて、どうすればいいのでしょうか。ここで、できるだけiPhoneなどのデバイスにシステムデータを増やさないように工夫を紹介しております。
- アプリの量をできるだけ控える
- 自動アップデートをオフにする
- 定期的に方法7まで実行する
システムデータを減らすには、まずは方法1から実行しよう
以上がiPhoneのシステムデータを削除する方法です。これらの方法を実行することで、iPhone・iPadのストレージスペースを十分に解放することができたと思います。
でも、初めてiPhoneからシステムデータを削除する時、やはり、方法1から試すことをおすすめします。なぜかと言うと、前の方法はある程度システムデータを消せますし、デバイスのデータへの損失または損壊することもありません。
なお、Macでストレージ不足の問題に遭遇した場合は、こちらの記事にてクリーニングの情報を確認してください。
Appleの熱狂的なファンであり、Appleの新製品やOSがリリースされる度に、それをすぐに入手して試すことを楽しみとしており、OSの潜在的な不具合を見つけることにも長ける。Dr.Buhoのライターとして、新製品やOSのレビュー、不具合発生時の対処方法などを分かりやすい文章で情報発信。