Macのシステムデータが大きすぎる! 減らす11つの方法
<始める前に>
大容量のシステムデータ問題を解決するために、こちらの記事で説明されている詳細な解決方法を学ぶ前に、BuhoCleanerをダウンロードすることをお勧めします。システムデータを含むmacOSの様々なジャンクファイル等を削除するのに役立ちます。弊社の最高のツールと効果的な解決法をお楽しみください。
こちらの記事では、Macのストレージにある「システムデータ」とは何か。システムデータを確認し、削除し、容量を確保する方法をいくつかご紹介します。
macOS Sequoia、Sonoma、Ventura、または Montereyをお使いの方は、「システムデータ」と書かれたストレージ部分に既に気づいているかもしれません。このストレージ部分は、10GBから100GB以上になることもあります。それが何なのか、どのように削除するのかを知りたいでしょうか。こちらの記事を読めば、あなたが望む答えが見つかるはずです。
Macで「システムデータ容量」を確認する方法
「システムデータとは何か」を理解する前に、お使いのMacでどれくらいの容量が現在使用されているかを確認しましょう。
- 「Appleメニュー>システム設定」の順にクリックし、システム設定アプリを起動する。
※ macOS Montereyでは、「Appleメニュー>このMacについて>ストレージ」の順で選択する。
- カラーバーが表示され、各色はカテゴリを表している。
- 色の上にカーソルを置くと、そのカテゴリと使用する容量が表示される。濃いグレーのスペースはシステムデータです。
- 各カテゴリーにカーソルを合わせると、その名前とサイズを知ることができる。
例えば、「システムデータ」は136.43GBで、ストレージ容量の大部分を占めていたとします。それは一体なぜなのでしょうか?
Macのシステムデータとは何か?
システムデータには、ドキュメント、アプリ、iCloud Drive、写真、他のユーザーなどのカテゴリに分類されないファイルが含まれています。その中に含まれる主なファイルは以下の通りです。
- ログファイル、キャッシュ
- 一時ファイル
- VMファイル
- iOSのバックアップ
- フォントとプラグイン
- アプリサポートファイル
- システムファイルやその設定データ
- ランタイム・システムリソース
システムデータのサイズは、お使いのMacの状態と時間により異なります。定期的に削除することをおすすめします。放っておくと、システムデータが膨大化され、ストレージへの悪影響(例えば、Macが遅い・重い問題)もあります。
Macのシステムデータ容量を減らす11つの方法
macOSのシステムデータは、主にMacのハードドライブのシステムフォルダとライブラリフォルダに保存されています。全てのファイルを完全に取り除くことはできないのですが、映画をダウンロードしたり、新しいアプリケーションやOSなどをインストールしたりするためのスペースを確保できるよう、何かしらの方法で肥大化されたシステムデータファイルを減らすことができます。ここでは、その方法をいくつかご紹介します。
対処法1:ストレージを最適化する
macOSには、Macのストレージを最適化するための機能があります。ストレージバーの下にあるおすすめを表示して、ニーズに合わせてストレージを最適化しましょう。
ディスクがパーティションで区切られている場合、推奨事項はホームディレクトリがあるパーティションにのみ適用されますのでご注意ください。
対処法2:システムとアプリケーションのキャッシュを削除する
Macで実行するシステムやアプリケーションは、ライブラリフォルダにキャッシュファイルを作成します。Macの空き容量を確保するために、不要なキャッシュファイルを削除することができます。
Macのジャンクファイルを簡単に管理したい方には、BuhoCleanerがきっとお役に立てるはずです。このツールを使えば、キャッシュや重複ファイル、大容量ファイルをわずか数クリックで削除でき、ストレージの最適化がとてもスムーズに進みます。
例えば、普段気づかないうちに蓄積しているシステムキャッシュやアプリケーションキャッシュも、BuhoCleanerなら数秒にきれいになります。「Macが少し重くなってきたかも」と感じたら、一度試してみて、Macを軽快に保ちましょう。
以下はBuhoCleanerを利用して得られる効果の画像です。
次に、詳細な手順をご紹介します。
BuhoCleanerを使ってキャッシュファイルを削除する方法。
- BuhoCleanerをお使いのMacにダウンロードしてインストールする。
- BuhoCleanerを開いて、「スキャン」ボタンをクリックすると、Macのジャンクファイルが自動的にスキャンされる。
- スキャンが完了したら、「詳細表示」ボタンをクリックし、削除したいキャッシュファイルにチェックを入れ、「削除」ボタンをクリックする。
ファイルを手動で一つ一つ探して削除したい場合は、次のステップを参考にしてください。
- Finderの「移動」メニューをクリックし、「フォルダへ移動」を選択する。
- 検索ボックスに以下のファイルパスを入力し、キーボードのReturnボタンをクリックする。
- ~/Library/Caches/
- /Library/Caches/
- /System/Library/Caches/`
- これらのキャッシュフォルダ内の不要なファイルをゴミ箱に移動する。
- ゴミ箱を空にする。
対処法3:システムログファイルの削除
システムやアプリケーションのログファイルも「システムデータ」の一部です。これらを削除するには「Finder」を使用します。
- Finderの「移動」メニューをクリックし、「フォルダへ移動」を選択する。
- 空欄に以下のファイルパスを貼り付けて、キーボードのReturnキーを押す。
- ~/Library/Logs/
- /Library/Logs/
- 削除したいログファイルを見つけて選択し、「Command + Backspace」キーを押す。
- Macを再起動する。
BuhoCleanerを使って、不要なログファイルをすばやく削除することも可能です。
対処法4:Time Machineのローカルスナップショット削除
外付けドライブが利用できなくなった場合に備えて、MacがTime Machineのバックアップのローカルコピーを保存しているのをご存じでしょうか。Macは空き容量がある限りそれらを保存します。しかし、ストレージの容量が無くなるのを待って、バックアップを消去する必要はありません。ご自身で手動による削除は可能です。
1.Finder(左下のアイコン)>アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル。
- 「
tmutil listlocalsnapshotdates
」 と入力し、キーボードのReturnを押すと、日付順に並べられたバックアップの一覧が表示される。 バックアップを削除するには、ターミナルに次のコマンドを入力する。
tmutil deletelocalsnapshots "xxxxxx"
尋ねられたら、ユーザーアカウントのパスワードを入力し、Returnキーを押します。("xxxxx "は削除したいバックアップの日付を表しています。)
例: tmutil deletelocalsnapshots 2021-07-19-095939
一部、または全てのスナップショットを削除する場合は、これらの手順を繰り返します。
お勧めページ:ワンクリックでMac上の大容量のシステムデータを削減
対処法5:古いiOSのバックアップを削除する
iOSのバックアップは「システムデータ」の一部でもあります。これらは Mac の多くのスペースを占有する可能性があります。Mac に複数の iOS バックアップがある場合は、古いバックアップを削除してディスクの空き容量を確保することをお勧めします。
- iPhone を Mac に接続する。
- Finderを開き、サイドバーでiPhoneをクリックする。
- 右側の列にある「バックアップを管理」ボタンをクリックする。
- 不要なバックアップを選択し、削除する。
iPhoneをコンピュータにリンクするのが不便な場合、iOSバックアップを手動で検索して削除することもできます。
以下はその手順です。
- デスクトップで「Shift + Command + G」を押して、「フォルダに移動」ウインドウを開く。
- ~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/ を検索ボックスに貼り付けて、Return キーを押す。
- 不要なバックアップを探し、ゴミ箱にドラッグする。
対処法6:ダウンロードファイルの削除
大量のファイルをダウンロードした場合、その中にはシステムが認識されていないものもあります。定期的に削除しないと、ファイルがどんどん溜まり、ストレージの容量を圧迫してしまいます。以下の手順でファイルを削除してください。
- Finderを開き、サイドバーの「ダウンロード」を選択する。
- ファイルをサイズ別に分類し、不要なものはゴミ箱に移動する。
- ゴミ箱を空にする。
Macを使用していると、誤って重複したファイルをダウンロードしてしまうことがあります。それを一つずつ削除するのは時間がかかる作業です。より簡単かつ手軽に重複したファイルを削除するには、次のリンク先を参考にしましょう。
関連記事:
対処法7:ゴミ箱を空にする
Macのゴミ箱を空にすることは、システムデータのストレージスペースの確保にも繋がります。ゴミ箱にファイルを移動しても、完全に削除されるわけではなく、ドライブに残り、貴重なストレージスペースを占有することになります。ゴミ箱を空にすることで、Macからファイルを完全に削除することができます。ただし、一度ゴミ箱から削除したファイルは復元できないので、ゴミ箱を空にする前に必ず再確認してください。
対処法8:Macを再起動
Macを再起動すると、Macに関連する多くの問題を解決できます。 Macを長期間再起動していない場合は、画面の左上隅にあるAppleメニューをクリックし、「再起動」を選択してコンピュータを再起動することをお勧めします。
対処法9:macOSをアップデートする
最新のmacOSにアップデートすることで、ストレージの最適化が自動的に行われます。お使いのMacのシステムデータが急に増えた場合、アップデートをしてみましょう。
対処法10:不要なスクリーンセーバを削除する
特にmacOS SequoiaやSonomaを使用している場合、2K/4Kのビデオをスクリーンセーバーとして設定できます。Appleは何百種類もの4K高画質映像を提供しており、これらを複数ダウンロードすると、Macのストレージスペースを大幅に占有する可能性があります。
Macのシステムデータが100GB、200GBが増えてしまった場合は一時的に使用しないビデオを削除することをおすすめします。
「/Library/Application Support/com.apple.idleassetsd/Customer」フォルダに移動し、不要なビデオを手動でクリーンアップしてください。
対処法11:Macをセーフモードで起動する
色々調べた結果、Macをセーフモードで起動することで、システムデータを大幅に削減できることが分かりました。
- セーフモードでは、以下の処理が行われます:
- 必要最小限のソフトウェアのみを読み込み
- スタートアップディスクのチェックと修復
- キャッシュの削除
- システムトラブルの切り分け
Macをセーフモードで起動する方法
- アップルメニュー >「システム終了」と選択して、Macをシャットダウンします。
- 「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで、Macの電源ボタンを押し続けます。
- ボリュームを選択します。
- Shiftキーを押したまま、「セーフモードで続ける」をクリックします。
Macの種類によって、セーフモードで起動する方法も違います。もっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご参考にしてください。
最後に
記事をここまで読み、システムデータとは何なのか、何故これほどまで大きくなるのか、そして、それらを削除する方法をご理解いただけたのであれば幸いです。Macの空き容量スペースを確保する時が来ました。
Macでシステムデータを減らすことに関する質問
ここで、 Macユーザーの方がシステムデータに関することに遭遇した際の質問などをまとめて紹介します。
Macのシステムデータを減らすアプリがありますか?
はい、Macのシステムデータを減らすアプリはあります。例えば、BuhoCleaner、CleanMyMacなどです。より多くのクリーナーアプリを知りたい場合、こちらの記事をご参考までに。
Macのシステムデータが急に増えた。どうすればいいのか?
何かしらの原因でMacストレージ中の「その他」が急に増える場合があります。例えば、700GBほどストレージの空きがあったのに200GBまで「その他」の増加で減りました。その場合、記事の中で述べた対策を1つ1つ実行して試してみてください。
システムデータが200GB超えた!どのように解決するのか?
システムデータが100GBまたは200GB超えたことがあるでしょうか。その場合も、記事の中で述べた対策も実行すれば、解決できます。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。