iPhone/iPadのアプリを隠す・アプリにロックをかける方法
この記事では、iPhone・iPadのアプリにロックをかける・アプリを隠す方法を解説します。すべての方法は実行してから書きますから、ぜひご参考ください。
プライバシー保護や子供の使用制限、特定のアプリを家族にバレないなど、様々な理由でアプリにパスワードでロックをかけたり、アプリをかくしたりしたいと考えている方は多いでしょう。本記事では、iPhoneとiPadでアプリにロックをかける・アプリを隠す方法について実行してから有効な方法だけ詳しく解説します。
筆者が使用したテストデバイス:
- iPhone 13 (iOS 17.5)
- iPhone SE (iOS 17.3)
- iPhone XR (iOS 16)
- iPhone XR (iOS 18)
iPhone/iPadのアプリにロックをかける・アプリを隠す方法
特定のアプリにロックをかける・隠す方法 - iOS 18
AppleのWWDCにより、iOS 18には特定のアプリの非表示またはロック機能を搭載しています。筆者はさっそくiOS 18にアップデートして、その機能を体験しました。
この方法をおすすめする方
- 特定のアプリを隠したい方
メリット
- 簡単な設定:簡単な2ステップだけでアプリをロック;
- 柔軟な制限:特定のアプリを隠すことが可能;
デメリット
- 通知も来なくて、重要なメッセージや通知を見逃しやすい。
設定方法
Step1:ホーム画面でロックをかけたいアプリを長押しして、「Face IDを必要にする」をタップします。
Step2:確認ポップアップから「非表示にしてFace IDを必要にする」をタップして確認します。Step3:Face IDを認証し、「アプリを非表示」をタップします。すると、iPhone・iPadでアプリを隠しました。
iPhone上のアプリにロックをかけるには、Step2の確認ポップアップから「Face IDを必要にする」をタップして、アプリにロックをかけます。特定のアプリを隠す方法 - iOS 17及びその以前
時々、アプリにロックをかけたいわけではなく、特定のアプリを家族、友達に隠す/バレないようにするには、どうすればいいのでしょうか。ここで、デバイス上のアプリを隠す方法を紹介します。
この方法をおすすめする方
- 特定のアプリを隠したい方
メリット
- 簡単な設定:簡単な2ステップだけでアプリを隠す;
- 柔軟な制限:特定のアプリを隠すことが可能;
- バレにくい:ホーム画面に非表示して、誰でも見られなく、安全でバレにくい
デメリット
- アプリライブラリをチェックすると、見られる
設定方法 - その1 一々設定
Step1:隠したいアプリを長押す>「アプリを削除」をタップします。
Step2:「ホーム画面から取り除く」をタップして、アプリを非表示にしました。
設定方法 - その2 一括設定
Step1:隠したいアプリを長押しして、すべて1ページに並んでください。
Step2:画面下の3つの点をタップします。
Step3:隠すアプリにあるページにチェックを外します。一番設定しやすい - スクリーンタイム機能でアプリにロックをかける
スクリーンタイムは、使用時間を管理するだけでなく、特定のアプリにアクセス制限をかけることもできます。この方法は、iPhoneやiPadでアプリにロックをかける最も簡単な手段の一つです。以下に、スクリーンタイムを使ったアプリロック解除のメリットとデメリットをご紹介します。
この方法をおすすめする方
- 初心者
- 親子でデバイスを共有する方
- 複数のアプリにロックをかけたい方
メリット
- 簡単な設定:スクリーンタイムはiOS標準搭載の機能で、サードパーティ製のアプリをインストールせずに簡単なステップだけで利用できる;
- 柔軟な制限:1つのアプリだけでなく、複数のアプリにも対応する;
- 高いセキュリティ:パスワードをかけてアプリをロックし、安全に保護する
デメリット
- 細かくロックが難しい:アプリごとに個別のパスワードを設定できない;
- パスワードを忘れた場合の対処は大変:パスワードが忘れると、データの紛失も可能で、厄介なことももたらす;
- 事前にApple IDとパスワードを入力する必要がある:パスワードの忘れに備えて、事前にApple IDとパスワードを入力しなければならない;
- パスコードがわかったら無効になる:スクリーンタイムのパスコードを入力すると、この機能は無効になります。
関連記事 :Face IDとパスコードなしでiPhoneのロックを解除する方法
設定方法
Step1:設定>スクリーンタイム>「スクリーンタイムをオンにする」の順にタップしオンにします。
Step2:自分のiPhoneの設定か、子供用のiPhoneの設定かを選択します。
Step3:「スクリーンタイムパスコードを使用」をタップします。
Step4:パスワードを設定して、パスコードと確認用パスワードを入力します。
Step5:スクリーンパスコードの復旧のため、Apple IDとパスワードを入力してください。
Step6:アプリ使用時間の制限から制限を追加して、パスコードを入力して、制限したいAppを選択します。
Step7:「次へ」をタップして、制限時間は1分間に設定して右上の「追加」をタップします。これで、選択されたアプリにロックをかけました。
iOS 16.4 - ショートカットアプリでアプリにロックをかける
iPhone/iPadのアプリにロックをかけるもう1つの方法として、ショートカットアプリを利用することです。この機能は、iOS 16.4に新しく追加されたものですが、この方法を利用すると、アプリを開くと1秒で自動的に閉じるように設定できます。特に、他人にデバイスを貸し出す必要がある場合に便利です。以下に、この方法のメリットとデメリットを詳しく説明します。
この方法をおすすめする方
- デバイスを他人に貸し出す必要がある方のみ方
- ショートカットの設定に慣れている&詳しい方
メリット
- アプリごとに設定してロックをかけられる
- 標準搭載機能で、無料で利用できる
デメリット
- 設定のステップがすこし複雑で、初心者に難しい
- 時々、動作しない、動作が遅延することもある
- パスワードが他人に知られたら、このロックが解除される可能性はある
Step1:iPhoneで時計アプリを開き、タイマー終了時に「再生停止時」に設定します。
Step2:「ショートカット」アプリを開き、「オートメーション」タブを選択し、「個人用オートメーションを作成」をタップします。
Step3:ロックしたいAppを選び、「完了」をタップして、「開いている」を選んだ後、「次へ」をタップします。
Step4:「アクションを追加」をタップし、「タイマー」を検索して選択します。「タイマーを開始」を選び、タイマーの時間を1秒に設定して、「次へ」をタップします。
サードパーティ製ソフトウェアを利用して、アプリにロックをかける
特定のアプリにロックをかけたいなら、アプリにロックをかけるアプリの利用をおすすめします。
写真、動画、パスワード、ファイル、連絡先、メモなどを隠すアプリ - Locker、アプリロックアプリ-あぷりロック、カスタムアイコン、アプリを隠す & ロックできるアプリ - ロックの適用 - ロックアプリなどです。どっちでも課金することがあります。
この方法をおすすめする方
- 個別のアプリにロックをかけたい方
- アプリ内の課金に抵抗がない方
メリット
- 完全無料で利用できるアプリもある
- 標準搭載機能で、無料で利用できる
- 個人のプライバシーと情報セキュリティをしっかり守る
デメリット
- 課金されることもある
- 一部のアプリには広告が邪魔
- パスワードが他人に知られたら、このロックが解除される可能性はある
メモアプリだけにロックをかける
メモアプリには特定のメモにロックをかける機能を搭載しています。この機能を利用すれば、見せたくないメモにロックをかけて保存できます。デバイスのロックパスワードでも新しく作成したパスワードのどちらでも構いません。そして、メモを見る時、毎回パスワードの入力が求められて、他人にメモを見せられる心配はありません。
Step 1:メモアプリを開き、ロックしたいメモを特定して、右上にある「…」ボタンをタップして、ロックをタップします。
Step 2:デバイスのロックパスワードを利用するか、新しいパスワードを作成するか選択して、パスコードを設定します。新しいパスワードを作成する場合、指示に従って、パスコード、確認パスコード、ヒントを設定してください。
Step 3:特定のメモがロックされました。一旦ロックパスワードを設定したら、ほかのメモも同じパスコードも利用できます。
まとめ
以上はiPhone・iPadでアプリにロックをかける方法です。いかがでしょうか。もしこの記事が気になるなら、ぜひSNSにシェアしていただければ幸いです。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。