空きがあるのに「iCloudストレージがいっぱいです」となった原因と対策
空きがあるのに、「iCloudストレージがいっぱいです」と注意されたことがありますか?本記事では、この状況になった原因と対策を分かりやすく説明します!
Mac、iPhoneやiPadを使っている時、「iCloudストレージがいっぱいです」という文字が突然画面に出ってきて、設定でストレージを確認したら、iCloudの容量がまだあります。こういう時はどうしたらいいですか?この記事ではその原因と対策を詳しく解説します。興味があればぜひ読んでみって下さい!
1.iCloudストレージとは
iCloudストレージは、Appleが提供するクラウドストレージサービスです。このサービスは主に以下のいくつかの機能を持っています。
- 写真、動画、音楽、ドキュメントなどのさまざまな種類のデータやファイルを安全に保存する。
- 保存したデータとファイルをAppleデバイス間で同期させる。
- 自動的にデバイスをバックアップできる。
iCloudストレージを利用することで、デバイスバックアップやデバイス間のデータ共有が簡単になります。デバイスが失われたり故障したりした場合でも、データを容易に復元できます。
2.「iCloudストレージがいっぱいです」となった原因
空きがあるのに「iCloudストレージがいっぱいです」という表示がされたのはなぜでしょうか?実は、この余っている容量は前回バックアップした時の残りのストレージ容量です。iPhoneやiPadは常に自動的にバックアップされ、バックアップの際に容量が足りなくなったら、このような警告が表示されます。つまり、「iCloudストレージがいっぱいです」と表示された場合、あなたが使っているiPhone・iPadはバックアップされていないことになります。
3.「iCloudストレージがいっぱいです」となった時の対策
「iCloudストレージがいっぱいです」となった時はどうしたらいいですか?これからはその解決策を詳しく紹介します!
「iCloudバックアップ」をオフにする
「iCloudバックアップ」とは、iPhoneや他のiOSデバイスのデータを自動的にiCloudにバックアップする機能です。容量が足りない時、「iCloudバックアップ」オプションをオフにしてiCloudの空き容量を増やすことができます。
iCloudの自動バックアップをオフにするには、以下の手順に従います。
iPhoneやiPadの「設定」を開きます。
画面上部にある自分の名前をタップします。
- 「iCloud」を選択します。
「iCloudバックアップ」を選択します。
- 「iCloudバックアップ」のスイッチをオフに切り替えます。
「iCloud写真」をオフにする
「iCloud写真」とは、iPhoneや他のiOSデバイスで撮影した写真やビデオをiCloud上に自動的にバックアップし、複数のデバイス間で同期する機能です。写真や動画は、一般的に最も多くのストレージ容量を消費するデータタイプの一つなので、「iCloud写真」をオフにすると、iCloudのストレージ容量を節約できます。
「iCloud写真」をオフにする手順は以下の通りです。
iPhoneやiPadの「システム設定」を開きます。
画面上部にある自分の名前をタップします。
「iCloud」を選択します。
- 「写真」をタップします。
- 「このiPhone・iPadを同期」のスイッチをオフにします。
使わないデバイスのiCloudバックアップを削除する
いらないデバイスのiCloudバックアップを削除することで、iCloudの空き容量を増やすことができます。
削除方法は以下の通りです。
- iPhoneやiPadの「システム設定」を開きます。
- 画面上部にある自分の名前をタップします。
- 「iCloud」を選択します。
- 「iCloudバックアップ」をタップします。
- バックアップされているデバイスの一覧が表示されます。削除したいデバイスのバックアップをタップします。
不要なファイルとフォルダを削除する
デバイスで「iCloudバックアップ」をオンにしている場合、ファイルとフォルダはiCloud Driveに保存されます。iCloud Driveから不要なファイルやフォルダを削除し、空き容量を増やすことができます。
ファイルとフォルダを削除するには、以下の手順に従います。
- 「ファイル」アプリを開き、「場所」から「iCloud Drive」をタップします。
- 削除したいファイルやフォルダを選択し、「今すぐ削除」ボタンをグリックして削除します。
ファイルを削除した後、「場所」から「最近削除した項目」をクリックして空にし、iCloud Driveからファイルを完全に削除します。
データをMacに転送する
iCloudの空き容量を増やすためにバックアップをオフにすると、重要なデータが失われる可能性があります。このため、バックアップの代替手段を考えることが重要です。例えば、FInderやiTunesを使用してコンピュータにバックアップを取ることもできます。
<iTunesを使用する場合>
- デバイスをコンピュータに接続し、iTunesを起動します。
- デバイスがiTunesに表示されたら、クリックします。
- 「概要」タブに移動し、「バックアップ」セクションで「このコンピュータ」を選択します。
- 「今すぐバックアップ」ボタンをクリックします。
<Finderを使用する場合>
- デバイスをコンピュータに接続し、Finderを起動します。
- サイドバーで接続したデバイスを選択します。
- 「一般」タブに移動し、「バックアップ」セクションで「iPhone・iPad内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択します。
- 「今すぐバックアップ」をクリックします。
最後に
以上が空きがあるのに「iCloudストレージがいっぱいです」と表示された時の原因と対策です。お好きな方法を選んで試してみましょう!なお、デバイスのバックアップを保存するための十分なスペースがない場合は、BuhoCleanerを使って不要なデータを素早く削除し、ストレージスペースを確保しましょう。
Macのスペシャリストであり、macOSやMac向けアプリケーションの使用方法やトラブルシューティングに精通。現在はその豊富な知識を活かして、Dr.Buhoのライターとして情報発信を行う。