MacでWindowServerのCPUとメモリが重い?【解決済み】
MacのWindowServerプロセスが多くのCPUとメモリを使用している原因をご存じでしょうか。その理由と解決策をこちらの記事で学びましょう。
アクティビティモニタを見ると、WindowServerという名前のプロセスがCPUとメモリのリソースを大量に占めていることに気が付くかもしれません。しかしながら、CPUとメモリの使用率が高いとMacのパフォーマンスが低下する恐れがあるにも関わらず、WindowServerのプロセスを完全に終了させて、CPUとメモリの使用量を減らす方法はありません。
では、WindowServerとは具体的にどのようなものなのか、なぜCPUやメモリを大量に消費するのか、また、CPUやメモリが大量に消費される問題にどう対処すれば良いのかを、こちらで学びましょう。
MacのWindowServerとは何ですか?
WindowServerはmacOSのコア部分の1つです。簡単に言うと、すべてのインターフェイスのアプリケーションと動作を画面に繋げるものです。Mac画面に表示されるものは、WindowServerが描写しているものです。そして、アプリケーションを起動したり、新しいウインドウを開いたり、新しいページをブラウズする度に、WindowServerは常に動作することになります。
アプリケーションを起動すると、WindowServerにそのアプリケーションの動作が反映され、画面に表示されるようになります。
WindowServerがMacで多くのCPUとメモリを使用する原因とは?
すべてのプログラムは、Macの画面上に表示するためにWindowServerと繋がっています。したがって、実行するアプリケーションが多ければ多いほど、WindowServerのプロセスが使用するCPU、及びメモリ・リソースが多くなってしまいます。
WindowServerは、Macの正常な動作を支援するために設計されています。Macの動作にとって無駄なことは一切行いません。しかしながら、少ないアプリケーションしか実行していないにも関わらず、WindowServerが多くのCPU、及びメモリ・リソースを消費していることに気付くことがあります。その理由は次のようなものが考えられます。
- 最新のmacOSを搭載した古いMacを使用している
- ログイン項目が多すぎる
- 不要な視覚効果
- 外部アクセサリの問題
WindowServerがCPUとメモリを過剰に使用している場合に考えられる理由を理解したところで、問題を解決する方法を見ていきましょう。
MacでCPUとメモリの使用率を確認する方法
この問題を解決する方法を知る前に、MacでCPUとメモリの使用率を確認する方法を見てみましょう。
以下はその手順です。
- SpotlightまたはLaunchpad経由でアクティビティモニタを開く
- アクティビティモニタのウインドウの下部に、CPU使用率が表示されます。WindowServerのプロセスにCPU負荷、CPU時間、スレッドなどが表示されています。
- メモリの使用状況を確認するには、「メモリ」タブをクリックします。アクティビティモニタのウインドウ下部にある図から、どれだけのメモリ領域が使用されているかを確認できます。リストの中からWindowServerを見つけると、それがどのくらいのメモリ領域を占めているのかが分かります。
Macで「WindowServerのCPUとメモリの使用率が高い」問題を解決する方法
CPUやメモリが不足すると、Macの動作が重くなることがあります。ここでは、WindowServerのプロセスによるCPUとメモリの使用量を減らす方法をいくつかご紹介します。
未使用のプログラムやアプリケーションを終了させる
先にも述べたように、多くのプログラムやアプリケーションを実行すると、CPUやメモリの使用率が急上昇することがあります。使用していないプログラムは終了させましょう。
「アクティビティモニタ」ウインドウで、使用していないアプリケーションやプロセスをハイライトします。「停止」ボタンをクリックし、「終了」または「強制終了」を選択します。
ところで、使っていないウインドウは閉じておくこともお忘れなく。
ディスプレイ設定の変更
ディスプレイの設定を変更する視覚効果や透明度などのエフェクトもCPU使用率を上げる可能性があります。現在お使いのMac、特に古いMacでは不要な場合もあります。
以下の手順で、これらをオフにします。
- 「アップルメニュー⇒システム環境設定⇒アクセシビリティ」をクリックします。
- サイドバーの「表示」をクリックし、「視覚効果を減らす」、「透明度を下げる」にチェックを入れます。
不要なログイン項目を無効にする
ログイン項目とは、Macにログインしたときに自動的に起動するプログラムのことです。これらのプログラムの中には、起動する必要のないものもあります。ここでは、不要なログイン項目を停止する方法について説明します。
「アップルメニュー⇒システム環境設定⇒ユーザーとグループ」をクリックします。
「ログイン項目」タブをクリックし、停止したいスタートアップ項目を選択し、リストの下にあるマイナス(-)ボタンをクリックします。
左下の南京錠のロックを解除し、設定を保存します。
「アップルメニュー⇒システム設定⇒一般⇒ログイン項目」をクリックします。
停止するログイン項目を選択し、リストの下にあるマイナス (-) ボタンをクリックします。
また、便利なスタートアッププログラムマネージャーであるBuhoCleanerを利用すれば、Mac上のすべてのログイン項目とスタートアップサービスを完全に制御することができます。さらに、そのRAM解放機能により、数秒でメモリスペースを確保することができます。下のボタンをクリックするだけで、簡単に始められます。
デスクトップを整理する
Appleは、デスクトップ上のすべてのアイコンをアクティブなウインドウとして扱います。つまり、デスクトップ上のアイコンが多ければ多いほど、Macのメモリに負担がかかるということです。
デスクトップを整理するのは簡単です。デスクトップを右クリックして「スタックを使用」を選ぶと、デスクトップ上のすべてのファイルが分類されます。
Macを最適化する
もう一つ試す価値のある方法は、Macを最適化することです。面倒なクリーンアップを手動で行うのが嫌な場合は、BuhoCleanerを試すことができます。
BuhoCleanerは、Mac専用の最高のクリーニングと最適化ソフトウェアの1つです。「不要なファイルの削除」、「不要なアプリケーションのアンインストール」、「メモリの解放」、「CPU負荷や温度の監視」などを簡単に行うことができます。誰でも手軽に扱うことができます。
<最後に>
以上で、Mac上のWindowServerについての理解が深まり、CPUとメモリのリソースを過剰に使用する場合の対処法がご理解できたと考えます。Macを正常に動作させるために、CPUとメモリを大量に使用しないよう、ご注意ください。
Appleの熱狂的なファンであり、Appleの新製品やOSがリリースされる度に、それをすぐに入手して試すことを楽しみとしており、OSの潜在的な不具合を見つけることにも長ける。Dr.Buhoのライターとして、新製品やOSのレビュー、不具合発生時の対処方法などを分かりやすい文章で情報発信。